午前:堺と小西行長

   桃山学院大学非常勤  檜本 多加三 講師 

 

                  於:堺東生協会館 トマトちゃんホール 

                    

 小西行長: 戦国時代‐安土桃山時代の武将、大名。

       1558頃 泉州堺(和泉の国)で薬種商を営むクリスチャン、小西隆佐の次男として誕生。

       備前福岡の豪商 阿部善定の手代、源六(呉服商、魚屋九郎右衛門)の養子となり商売のため

      宇喜多直家を訪問していてその才覚を認められ家臣に採用、武士となる。

       秀吉の家臣として武力を発揮、または和平交渉にも尽力、功績を認められるが

      華々しさは無くその名は地味な存在で今日まで経過する。

       関ヶ原の戦いで西軍は敗北、石田三成と共に堺・大阪を引き回され斬首。

       行長はキリシタンの為切腹を拒否、斬首刑となる。

      今に語られる功績

       ①頼病患者の保護・・・来病院設立。

       ②孤児の保護・・・救済として百石/年 助成でオルガンチーノ師は信者に孤児の

                育児を委託。

       敬虔なクリスチャンの志故の偉業だったのだろうか。

       堺には行長の屋敷跡、ザビエル公園如清の妻アガタの屋敷跡、菅原神社にお手植えの松「枯木」保存、

          外山公園の小西行長供養塔は鉢ヶ峰公園墓地に移転したが外山公園には供養塔跡が残る。

       遺跡がまだ残る。見落としそうな地味な設えだが一度は見ておきたい。     

 

講義中の檜本多加三講師

 

榎本多加三 先生推奨

 「鉄の首枷」Amazonで購入しました。
スクリーンショットなので画像がぼやけていますが

配達が楽しみです。

 小西行長の生涯、多方面の例を比較対象に出されて

大変分かり易く楽しいご講義を頂きました。

 有難うございました。

午後:「食品の知識・表示・カビ」

             ~賞味期限?   カビが生えたら食べられないのか~

                      講師:大阪いずみ市民生協 品質管理部 三苫 有 様

                               於:いずみ市民生協 トマトちゃんホール

  

   PowerPointを用いた講義は分かり易かった。

    

       食品表示の基本の「き」

  (1)「食品表示法」の概要

  (2)生鮮食品、加工食品の表示の基礎

  (3)期限表示(消費期限・賞味期限)

         食品とカビ

  (1)カビはどこにいるの?どんな生き物?

  (2)食品とカビ

  (3)カビを防ぐには

             食品表示の基本の「き」

 

⁂食品表示法の概要・・・食品表示法の目的、食品の定義、食品表示法の定義が含まれる。

⁂食品表示法内容 ・・・アレルギー表示、栄養成分・食塩相当量表示の義務化

            原材料と添加物を区別して表示。

            原料原産地表示制度2022年4月1日実施

 食物は生命を司る大切なエネルーギー源、楽しく美味しく食べる事も勿論であるが

消費者の安全と安心の保証が確約されなければならない物と思う。

 食品表示はアレルゲンや食塩相当量、炭水化物・糖質含有量等々その他の栄養素も含む表示は

一般消費者でも分かり易く豊かで安心の食生活に繋がる。

⁂期限表示・・・期限表示は多くは加工食品、開封前の状態に適応される。

        開封後は自己責任の判断となる。

        賞味期限:期限が過ぎたら食べない方が良い物、生ものに適応

        消費期限:期限が過ぎても直ぐに食べられないという事ではない。

             (消費者自らの判断に委ねられる)・・・五感で判断すべしとの事。

        期限表示の省略 砂糖、食塩、旨味調味料、氷、でんぷん、

                ガラス瓶及びポリエチレン容器の飲料水等々。

                定められた保存方法で管理する事。

                これ等は日持ちするからと言って、無駄のない買い物を心がけよう。

                                                         食品とカビ

   カビはどこにいるの?どんな生き物?

 

  カビされどカビ・・・空気中・土中等生物が生息する空間に胞子として常時

 浮遊菌に混在していることを学習した。

  それも8万種類もの肉眼で捉えられないミクロ単位の胞子が浮遊する。

  胞子は生育条件が整う場所に落下あるいは付着すると発芽、成長、

 条件にも依るが2日程で可視化可能な姿に変身する。  

   食品に見るカビ

  

  カビの種類 アオカビ、クロカビ、アカカビ、コウジカビ、クモノスカビ

        カワキコウジカビ等色の名前が多く胞子の塊の色で命名した様だ。

        カビの性質により適材適所の培地を選び生育する。

        培地となる物:穀類、野菜・果実、餅・パン、菓子類の糖分の多い物等に区別される。

   カビの発育条件

  1.温度・・・カビにも適温。

  2.湿度・・・カビは多湿を好む。

  3.栄養・・・カビも餌が必用。

  4.酸素・・・微量の酸素でも発育する胞子がある。

   カビの危害

  1.カビの発生で食品としての質の低下・・・変色、悪臭、腐敗、劣化等。

  2.カビ毒・・・アカカビ、コウジカビ、アオカビ等に其々の種類のカビ毒物質がある。

          これらは短期的、または長期にわたる摂取で人体に害を及ぼす危険がある。

   カビ毒を生産するカビの生息地

  通常農作物を育成する栽培土壌に生息するという。

  農作物に何らかのストレスが加わるとカビの侵入が加速してカビ毒が産生される。

  カビ毒は加熱処理に強い耐久性があり消滅はしにくい。

 ⁂カビ毒の健康被害は直近的に表れにくく長期接種で影響されることが危惧される。

  世界的にも含有量の安全領域基準が設けられている所がある。

   カビの有用性

  カビは悪者ばかりではない

 ⁂コウジカビ・・・酒、味噌、醤油等発酵食品。

 ⁂アオカビ・白カビ・・・チーズ、サラミソーセジ、カマンベールチーズ

 ⁂鰹節カビ・・・鰹節の香つけ

   日本古来から慣れ親しんできた調味料や出汁の発酵も助ける

  役割を担って来た役者だった。

   カビを防ぐノウハウ

  

  カビの弱点を知り対応するの一言に尽きる。

   熱に弱い、乾燥に弱い、低酸素に弱い、冷却に弱いなどがあげられる。

   全てのカビにカビ毒が保有されている訳ではない。

   食品ごとに発生するカビの種類は限定される。

 高温多湿のこの時期は以上のようなこを踏まえ防カビ対策を考えていく事が不可欠。

   カビを抑える具体的管理

  乾燥、熱(湿熱)、低温、脱酸素、物理的方法(アルコール、紫外線、電気処理)等

  PowerPointでとても分かり易い御教えを賜りました。

  安全で質の高い食料を摂取できる事の大切さを学習しました。

  購入した製品の品質管理は消費者も自己責任で行う事。

  高温多湿の季節、食品管理は坊カビ対策を十分に行う。

  安全な食生活で猛暑の夏を乗り切りましょう。

   三苫 有 先生ありがとうございました。

放課後活動

スタートしました。

11月30日開催のフェスタに出演する

「コッカラ体操」チームの練習頑張りました。

お疲れ様!

 頑張りましょうv(^0_0^)v